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山の日の三冊

山に登ろうと思ったけれど、ぞろぞろと連れ立って歩くのも、

誰かに連れて行ってもらうのも、どこか違うと感じたら。

登山や旅というよりも、幼いころのような未知への憧憬をもって、

「冒険」に出てみたいと思ってしまったのです。そんなときの案内役として、

三冊の本を選びました。

『あたらしい登山案内 趣味と気分で選べる山ガイド』

(ホシガラス山岳会、パイインターナショナル)

この山を登れば、このルートで登れば、という決まりなんてなくて、

各々の山との向き合い方があるのだろう。

それが見つかれば、つぎの行き先は決まる。

『いま生きているという冒険』(石川直樹、新曜社)

辺境の地まで到達する著者が、生きていることそれ自体が冒険だと説く。

わたしたちは、すぐ目の前の、日々の出来事をきちんと

味わうことができているのだろうか。

『写真で読む 山の名著』(荻原浩司、山と渓谷社)

直接訪れることだけが登山ではない。

山について書かれた本だっていくつもある。

自分にとっての一冊との出会いが、山での歩みを変えるかもしれない。

plateaubooksは文京区白山に2019年3月にopenした新刊本屋です。
店名の「plateau」は平坦を意味します。

平坦で変化のない時間。そんな時間にゆっくり本を読む。そんな時間を、それぞれの楽しみかたで過ごす場所になればと名付けました。1970年代から精肉店として使われていた空間に、古家具をならべ、本を置きました。新しく空間に役割をあたえることで、使われなくなった空間から、新しく価値が生まれました。

本屋として、本によって新しい価値、気づき、感情、行動など、日常のなかで通過している時間に、変化を感じられるようになればと思っています。

中央のテーブルで読書・お菓子・コーヒーなど雑談しながら本を楽しんでください。
〒112-0001 東京都文京区白山5-1-15 ラークヒルズ文京白山2階
都営三田線白山駅 A1出口より徒歩5分です。
今月の営業日・営業時間
※年末年始・夏季休暇等の長期休暇はHPにてお知らせいたします。