命名 なぜ人は植物に名を授けるのか
藤原辰史 × KASA昨年の初開催で大成功を収めた「小石川植物祭」。
今年の第2回は、藤原辰史さんをキュレーターに迎え、「命名」をキーワードにさまざなな解釈や趣向を凝らした出展者とともに開催されます。
そこで、藤原さんと、植物祭の発起人であり総合ディレクターを務める建築家ユニットKASAによるトークイベントを企画しました。
小石川植物園の近隣に位置し、人文系書籍を幅広く扱う、そしてKASAともご近所でご縁のあるplateau booksだからこそのイベントです。
藤原辰史さんは、普段20世紀の食と農業にまつわる歴史や思想を研究されていますが、著書『植物考』(生きのびるブックス、2022年)では、人文哲学/自然科学の境界を勇敢に超えながら、植物を通して、人間中心主義の現代世界を鋭く捉え直しています。
そんな藤原さんに、KASAのお二人が今回のテーマである「植物とその命名」をめぐってお話をうかがいます。建築や暮らし、アートの観点からも、積極的に会話が展開されるといいですね。皆様のお越しをお待ちしております(nie)
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トークイベント11/05(日)13:30-15:30(OPEN 13:15)
2,500円(税込、当日現金払い)予約はhello@plateau-books.comまで
(お名前、連絡先、参加人数をお知らせください)
※先着順、定員になり次第締切
※弊店からのメール返信で予約完了当日の本屋営業は15:30〜18:00となります。

▶︎藤原辰史(ふじはら・たつし)
1976年生まれ、北海道出身、島根県育ち。京都大学人文科学研究所准教授。研究領域は、食と農にまつわる現代史及び思想。
『ナチスのキッチン「食べること」の環境史』(水声社、2012。決定版=共和国、2016)で第1回河合隼雄学芸賞、『給食の歴史』
(岩波新書、2018)で第10回辻静雄食文化賞、『分解の哲学 腐敗と発酵をめぐる思考』(青土社、2019)で第41回サントリー学芸賞を受賞。
その後も『縁食論 孤食と共食のあいだ』(ミシマ社、2019)、『歴史の屑拾い』(講談社、2022)など、
新しいテーマや切り口で著作を発表し続けている、現在最も注目されている歴史学者のひとり。
▶︎KASA(KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS)
コヴァレヴァ・アレクサンドラと佐藤敬による建築ユニット。
主な作品に「ヴェネチア・ビエンナーレロシア館の改修」、「小石川のアトリエ」、
「ものがみる夢 -海の庭と島の庭-」(香川/瀬戸内国際芸術祭伊吹島での作品)など。
Under 35 Architects exhibition 2022「伊東豊雄賞」、第21回三重県文化賞「文化新人賞」、
第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2021「特別表彰」、第38回SDレビュー2019「鹿島賞」等を受賞。
2022年に「小石川植物祭」を発起し総合ディレクターを務める。●▲■
KASA(KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS)
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