三浦哲哉『食べたくなる本』(みすず書房、2019)

三浦哲哉さんは、「中途半端」こそが常態である、と言います。コンビニやファストフードを利用しながら、ナチュラルでスローなものに惹かれ、いろんなものが既に入った食材や調味料をつかいつつ、産地や鮮度、自然や無農薬という表示を気にして料理をする。味さえ良ければと言いながらも、実際は身体のことを考えていたり、わたしたちの日常は、おおよそそうではないでしょうか。味は、とても素朴にだれもが趣向を持っていて、それはとても合理的とは言い難いでしょう。料理をする、料理を味わうことに、驚きはありますか。
TOPへ