イ・ミンギョン 訳:すんみ、小山内園子『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』(タバブックス、2018)

現在も、どうみたって、天秤は片方に傾いています。いまだかつて、それが完全に釣り合った状態になったことはないでしょうし、逆転したことだってないでしょう。揺れ動くことさえ許さないひとたちが、力を振るい続けてきて、いままでずっと、誰かが我慢してきたのです。この状況を変えようとすることばを、過激だとか、極端だとか、なぜ言い切れるのでしょうか。いまの状態がすでに極端に傾いているにもかかわらず。平等であること自体が未知なのに、穏やかにその状態まで引き上げられるなら、すぐに実現してほしいものです。対立に見えたとしても、しているつもりの対話よりは、ましなのかもしれません。
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