高橋絵里香『ひとりで暮らす、ひとりを支える フィンランド高齢者ケアのエスノグラフィー』(青土社、2019)

高齢になれば、若い頃にはあたりまえにできていたことも、思うようにできなくなってくると思います。いまは、家族や身内だけではなく、ひとりの暮らしを支える仕組み、制度が利用されているでしょう。そんな、ひとびとをケアする制度が、整っていてまんべんなく行き届いていれば良いのですが、それでも絶対に上手くいくわけではない気がします。介護を受けるひとだけでなく、仕事とするひとのことも忘れてはいけないし、どんな形が上手くいったと言えるのかも決め切れません。たくさんの仕組みに囲まれて生きているわたしたちは、だれかの思い通りになっていれば良いわけではないはずです。
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