『微憶 創刊号』(TempleATS、2018)

仕事、名前、何らかの、なるべくひとつの肩書きを、いつも大事にしています。人間である、ということだってそうでしょう。他の生き物とは違うのだということが、前提としてあるはずです。そして、そのような前提を共有できない者は、狂っているとさえ考えるのです。しかし、その頑なさによって何かがこじれていることは、すでに無視できないほど、あちらこちらで露わになっているのではないでしょうか。もうひとりの自分と、出逢い、ともに過ごす。ひとりと言わず、もうひとり、ふたり、複数いるのかもしれません。それぞれの生と、いくつもの記憶が、抱え込まれて在ることを、愛おしく思うのです。
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