文:小林百合子 写真:野川かさね『山と高原』(パイインターナショナル、2018)

電車やバス、車など交通手段さえあれば、どんな格好だって、何も持たなくたって、その場所まで行くことができます。そんな気兼ねの無さは、どこか無責任だし、作り物のようで、お金を使った楽しみにすぎないと思われるかもしれません。でも、身軽で居られるその一時を味わえることは、たくさんの救いになることも事実ではないでしょうか。立てた計画に緊張しつつ心を躍らせることと、無計画だから些細な出会いにも素直に喜べること。高原に立って、あいだを愉しみ、平らであることを、大切に想います。
TOPへ