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戸田ツトム、鈴木一誌 『デザインの種 いろは47篇からなる対話』

「見る行為と世界のあいだに隙間があり、その間隙が遠近法やグリッドを生んだ。印刷もまた、紙とインキの隙間から生まれる。隙間があるから出会いがある」と、鈴木一誌さんは言い、「たとえば、『かたち』という文字と、それが意味するものの距離は、タイポグラフィによって近づけられたり遠ざけられたりする」と、戸田ツトムさんは言います。本を読んでいて、ふと気になった、触れている紙や見ている文字の形、配置など、単に情報が欲しいだけなら、どれも邪魔なものなのでしょうか。堆積した言葉の静かな歌を聴くことも、紙が浮かび上がらせる光景を見ることも、できなくなっているのかもしれません。

plateaubooksは文京区白山に2019年3月にopenした新刊本屋です。
店名の「plateau」は平坦を意味します。

平坦で変化のない時間。そんな時間にゆっくり本を読む。そんな時間を、それぞれの楽しみかたで過ごす場所になればと名付けました。1970年代から精肉店として使われていた空間に、古家具をならべ、本を置きました。新しく空間に役割をあたえることで、使われなくなった空間から、新しく価値が生まれました。

本屋として、本によって新しい価値、気づき、感情、行動など、日常のなかで通過している時間に、変化を感じられるようになればと思っています。

中央のテーブルで読書・お菓子・コーヒーなど雑談しながら本を楽しんでください。
〒112-0001 東京都文京区白山5-1-15 ラークヒルズ文京白山2階
都営三田線白山駅 A1出口より徒歩5分です。
今月の営業日・営業時間
※年末年始・夏季休暇等の長期休暇はHPにてお知らせいたします。