濱田明日香『THERIACA 服のかたち/体のかたち』(torch press、2018)

物には、形があります。それぞれの特徴を端的に示した、型のような形が、実物以上に頭のなかにこびりついています。だから、こんな形、と簡単に絵に描けるとも言えます。もはやそれは、丸、三角、四角といった、図形と同じように扱えるのかもしれません。人は服を着ています。人には人の形があって、大小など違いはあれども服は、おおよそその形に沿って出来上がっています。もし人が、物の形を纏ったら、どうでしょうか。人の形もいつもと違って感じられるし、周囲の物が動き出すようにも感じられます。たくさんの形が、寝転び、立ち上がり、歩き出します。
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