日髙敏隆『ネコの時間』(平凡社、2017)

たくさんの生きものたち、そのそれぞれに生きる世界があって、見えるものや感じかたも異なります。ネコの世界、イヌの世界がわかってくれば、かれらの行動の理由もわかってくるでしょう。しかし、生きものたちの違いに驚異を感じられるひとほど、人間を特別視せず、生きものすべてに通じる何かに触れていて、それを大切に思っていることも確かではないでしょうか。ばらばらな世界が寄り集まって、どうにかひとつのように見える、ある形が成立しています。ヒトとして知るしかないけれど、ヒトだけのために知るのではない、大切なことを教えてもらえます。
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