ケヴィン・リンチ 訳:丹下健三、富田玲子『都市のイメージ 新装版』(岩波書店、2007)

いくら長く暮らしていても、周りの環境のすべてを知ることはできないし、刻一刻と環境も変化しています。住んでいる場所を思い浮かべて、通勤で通る道、その道すがらで目印になるものなどを考えながら、初めてその地を訪れるひとのために、地図を描くことはできますか。地図が描けるということは、その場所に対して、何らかのイメージを持っているように感じます。いまでは、どこにいるのか自ら把握しなくても、端末が教えてくれるようになりました。わかりやすさは、五感とは別のところにもつながっているのです。
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