ケイタイモ『家も頑張れお父ちゃん!』(文藝春秋、2019)

掃除や洗濯、料理などの家事をして、育児や介護、飼育と、世話をしたりされたりして、毎日が過ぎていきます。日々は些末なことばかりです。しかし、そんな些細なことの積み重ねが日常を形作っているのです。そんないつものことを、愛おしく描けるようになると、劇的なことが起きたって、きっとその変化もひっくるめて日常にしてしまえるのかもしれません。ひとりの視点、ひとりが描く絵だけれど、自分もまるごと他人のことみたいに、寄り添って笑い合う姿を見ていると、この家族が、もう他人とは思えなくなってしまうでしょう。
TOPへ