真島朋子『ふたりのニューヨーク グリニッチビレッジにて』(書肆侃侃房、2012)

一緒に暮らす、一緒に働く、一緒に作る、ともに居ることの心地よさを感じ、同じものを見ているだろうという想像を、疑いなんてしないでしょう。 ─今日も二人。互いにそれぞれの時間は過ぎていく。時は一日一日とこうして流れていった。─ 数字や名付けられるものの、分かりやすい違いにばかりに目が行きがちだから、それぞれで在ることの普遍性は、なかなか気づきにくくなってしまいます。いつもどおりやっていく。自分のなかの、そのひとの大きさに触れ得るのは、実際に触れ得ないときなのかもしれません。
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