『「シェア」の思想/または愛と制度と空間の関係』(LIXIL出版、2015)

家や仕事場、車、道具、食べ物など、あらゆることに、シェアという言葉が使われています。たいていは、ひとつのものを、複数人で分有する、という意味でしょう。ひとつの家は、ひとりが、あるいはひとつの家族が、所有していることが当たり前のなかでは、他人の身体が、同じ空間にあることさえも異常なことに感じられます。一歩外に出れば、そこかしこに他人がいて、見知らぬ人と肩を並べて座っていることも少なくありません。シェアすることは、内から外へ、門戸を開くことなるのでしょうか。
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