福永信『こんにちは美術1 めくってたんけん!いろんな絵の巻』(岩崎書店、2012)

一枚の絵を見る、とは、どのような体験なのでしょうか。何が描かれているのかが分かるけど、なぜそれが描かれているのかに思いをめぐらせます。あるいは、そもそも何が描かれているのかも分からず、絵を前にして立ちつくしてしまいます。二次元に見える絵にも、画材の厚さが目立つものや、キャンバスや紙の余白が多く残されたもの、目の前の画面から喚起される情景こそ印象的なもの、まったく平らではなくさまざまでしょう。絵と出会ったときに、こっちから声をかけてみると、向こうから思いがけない姿を見せてくれるかもしれません。
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