伊藤亜紗『どもる体』(医学書院、2018)

いつも吃るわけではなくても、いざしゃべりだそうとして、言葉が上手く出てこなかったり、合間合間でえーとと言って、次の言葉を出すための前置きが必要だったりします。当たり前に話が出来ることに無自覚なうえに、実は自然なしゃべりに聞こえるように行なっている工夫さえ、自分では分かっていないかもしれません。歌うことや演じること、プレゼンやスピーチなど、結果も目標も分かりやすいことは練習しやすいけれど、日常の会話はちょっとそれらとは違う気がします。常に思いとは少し異なる自分の姿に、向き合ってみるのです。
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