アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート 訳:水嶋一憲、清水知子『叛逆 マルチチュードの民主主義宣言』(NHK出版、2013)

いくつものローンを抱えて、自分の行末を考えている。手にした端末から与えられた情報に右往左往する。それらを、半ば自発的に行なっているほどに、いつの間にかどこからか管理され、縛り付けられているようなのです。いろんなものが見やすくなって、手に取れるようになったはずなのに。「皮肉なことは唯一、不透明でないのは、応答責任を果たすことがないゆえにますます卑俗になった富裕者が、あけすけに示す権力のみ」だと、NegriとHardtは言います。からだの中で菌たちが蠢くように、権力を拒み、分解したあと、何を描くのでしょうか。
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