子どもの頃から、教科がいくつもあるように、学問の分野はどんどん細かくなっていきます。知識の深まりもまた、より高度に専門的になることとイコールと捉えられがちです。たくさん学んで得た知識で、何ができるようになったのでしょうか。Buckminster Fullerさんは、「自分からなにかを始め、干渉されずに行動していく自由度を高めていく私たちの能力」のことこそ、富だと語ります。何かの専門家であることを、すこし慎んでみると、別や視野や大きな広がりが感じられます。そこで初めて、何ができるのかを知り、豊かになれるのかもしれません。