川添愛『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」』(朝日出版社、2017)

言葉によって意図を伝える、意図を汲み取って行動に移す。曖昧な言い方だったり、ちょっとした誤解があったりはしますが、普段はあたりまえに処理していることでしょう。しかし、どのように処理しているのか考えてみると、機械として実現するのがとても難しいことに気がつきます。加えて、会話でも文章でも、言葉に含まれない、意味や情緒、常識的な判断なども読み取る必要があります。きっと、何でも出来るロボットは、迷わず答えを出してくれます。それでも、戸惑い、勘違いをして、理解を保留してしまうような不完全さ、能力の限界にこそ、生命が宿っているようにも思えるのです。
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