C・アレグザンダー他 訳:平田翰那『パタン・ランゲージ』(鹿島出版会、1984)

ゲームブックという本では、読み進める道中、読むひとが自分で選択肢を選んで行き先を決めていく必要があります。行き先によって、物語も分岐していきます。頁と頁のあいだが隠されたまま、断片が重なり合って、ひとつの終着点に至るでしょう。しかし、町や建物をつくることには、ひとつの終わりがあるのでしょうか。詩は、選択肢がなくたって、書かれなかった言葉まで圧縮されて、豊かな奥行と、多様な解釈の可能性を持つと言えます。まずは、先人の築いた道をたどってみて、自らの新しい言葉の、建物の、町の、かたちを求めるのです。
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