綴りながら、考える。書き進めていくことで、思考がかたちになっていきます。読むひとのことを想うことで、向かう道も明るくなり、まわり道も色鮮やかになります。そして、綴られた言葉を読むひとが、また別なかたちを生み出していくのでしょう。そうして不思議がからまりあいます。南方熊楠さんは、「世に相手なしの妙想はなし」と記します。自分自身ですら、未知な存在でありつづけ、類推する相手となり得ます。身体の外と心の内を行き来する、その連鎖から、世界の見取図が見えてくるのかもしれません。
綴りながら、考える。書き進めていくことで、思考がかたちになっていきます。読むひとのことを想うことで、向かう道も明るくなり、まわり道も色鮮やかになります。そして、綴られた言葉を読むひとが、また別なかたちを生み出していくのでしょう。そうして不思議がからまりあいます。南方熊楠さんは、「世に相手なしの妙想はなし」と記します。自分自身ですら、未知な存在でありつづけ、類推する相手となり得ます。身体の外と心の内を行き来する、その連鎖から、世界の見取図が見えてくるのかもしれません。