石岡良治『視覚文化「超」講義』(フィルムアート社、2014)

絵画や彫刻、演劇といった、ずっと昔からある芸術に対して、アニメや漫画、ゲームなどは、芸術と見なされ難いように思います。いまでは芸術側として見られることの多い、映画だって、大衆的に消費されてきた歴史があるように、時が経てば芸術として高められていくのでしょうか。ハイカルチャー、という言葉からも感じられる、高い位置にある芸術と、低い位置にある大衆、という分類に、どこか違和感が拭えません。視る形式の作品たちを、階層なく、それぞれをまるごとたのしむことで、見出される文化があり得るのです。
TOPへ