ロジェ・カイヨワ 訳:多田道太郎、塚崎幹夫『遊びと人間』(講談社、1990)

こどもが走っているとします。友達と、かけっこをしているかもしれないし、誰が一番速いか賭け事をしているかもしれません。有名な選手の走り方を真似てみたり、同じところをぐるぐる回ってヘトヘトになったりします。いずれも遊びのひとつと言えますが、きっと学びは豊かなはずです。Roger Cailloisさんは、「遊びと現実との原動力は同一」だと記します。遊びは何も生み出さない、無用だから遊びです。生産性が無いものが捨て去られるべきだとすると、かえって、とても不毛な地平が想像されませんか。
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