男がみんなそうってわけではないと、一言で片付けようとしても、そうはいきません。それはただ傍観しているだけで、何も積極的に説明できてはいないのです。自信に満ちた「ミスター・インポータント氏」による、お説教にすぎないと言えるでしょう。権利が与えられない、信じてもらえない、夜を歩けない、名を持てない。片方にあって、もう片方にないことがあふれている状況に、居心地の良さを覚えている人がきっといるはずです。つねにすでに、抗拒不能のこころとからだを押し付けられているひとに、それでも抗拒不能が認められないのですから。