小嶋一浩『小さな矢印の群れ 「ミース・モデル」を超えて』(TOTO出版、2013)

通貨がなければ、いちいち都合の良い相手を探して、物々交換をしなければなりません。小嶋一浩さんは、「もともとは物々交換に代わる〈小さな矢印〉のための道具として生み出された」通貨が、〈大きな矢印〉として世界を動かしてしまっている、と言います。大きな矢印から小さな矢印へ。大きな矢印に従わせるのではなく、小さな矢印として自由に振る舞える建築計画を考えるとします。そのとき、解析された自然のエネルギーが上手く活用されるように、人も建築の中で飼い慣らされていくと言えるのでしょうか。
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