フェリックス・ガタリ 訳:杉村昌昭 『三つのエコロジー』 (平凡社、2008)

いきものとその周りの環境とは、互いに影響を及ぼし合っています。だから、環境を考慮したふるまいを選択したり、環境の変化を予測したり、そのための学びが生じてきました。ただし、ここで違和感があるのは、いきものも環境も、はっきりと境目があり、自立した存在のように感じられることです。言葉、記号、イメージ。わたしの感情や行動でさえ、すでに集団で共有しているもので表現されます。個であり集団であり、言葉や制度、機械と共に変容しながらたゆたう生態系。横断する学びとしてのエコロジーにおいて、自らが無数に変化していることに気がつくかもしれません。
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