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マリオ・ペルニオーラ 訳:岡田温司、鯖江秀樹、蘆田裕史『無機的なるもののセックス・アピール』

人がモノになる、それは死を意味するのでしょうか。あるいは、モノにも生命があり、人と同じようなふるまいをしているのでしょうか。Mario Perniolaさんは「われわれに絡みついているジェンダーや顔や年齢をかえりみることなくして、匿名で感覚するという自律的な道のり」において思考しています。匿名の、中性的な領域に在るのがモノだと言えます。とはいえ、女/男や雌/雄の2つの要素が、単一なものに収束するわけではありません。モノにおいても、性差とは異なる分類や区別、多様さがあります。それぞれの違いを引き受け、自らも差し出す。モノとして。

plateaubooksは文京区白山に2019年3月にopenした新刊本屋です。
店名の「plateau」は平坦を意味します。

平坦で変化のない時間。そんな時間にゆっくり本を読む。そんな時間を、それぞれの楽しみかたで過ごす場所になればと名付けました。1970年代から精肉店として使われていた空間に、古家具をならべ、本を置きました。新しく空間に役割をあたえることで、使われなくなった空間から、新しく価値が生まれました。

本屋として、本によって新しい価値、気づき、感情、行動など、日常のなかで通過している時間に、変化を感じられるようになればと思っています。

中央のテーブルで読書・お菓子・コーヒーなど雑談しながら本を楽しんでください。
〒112-0001 東京都文京区白山5-1-15 ラークヒルズ文京白山2階
都営三田線白山駅 A1出口より徒歩5分です。
今月の営業日・営業時間
※年末年始・夏季休暇等の長期休暇はHPにてお知らせいたします。