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『日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家 佐藤真の哲学』 (里山社、2016)

虚構、つまりは作られたもの、ではないことがドキュメンタリーの条件として挙げられます。しかし、ありのままをまるごと記録することは不可能とも言えます。写真や映画は、レンズを向けた対象をそのまま撮れると感じますが、それでも撮る側の意図や、カメラの物理的なフレームによって切り取られた世界を写します。台本のないセリフでも、都合の良い言葉だけを抜き出して編集することもできます。佐藤真さんは、「事実をいくら集めても、真実にはならないという本源的矛盾をみつめることからドキュメンタリー映画は始まる」と言います。巷にあふれた事実から、いかにして真実を見出すのでしょうか。

plateaubooksは文京区白山に2019年3月にopenした新刊本屋です。
店名の「plateau」は平坦を意味します。

平坦で変化のない時間。そんな時間にゆっくり本を読む。そんな時間を、それぞれの楽しみかたで過ごす場所になればと名付けました。1970年代から精肉店として使われていた空間に、古家具をならべ、本を置きました。新しく空間に役割をあたえることで、使われなくなった空間から、新しく価値が生まれました。

本屋として、本によって新しい価値、気づき、感情、行動など、日常のなかで通過している時間に、変化を感じられるようになればと思っています。

中央のテーブルで読書・お菓子・コーヒーなど雑談しながら本を楽しんでください。
〒112-0001 東京都文京区白山5-1-15 ラークヒルズ文京白山2階
都営三田線白山駅 A1出口より徒歩5分です。
今月の営業日・営業時間
※年末年始・夏季休暇等の長期休暇はHPにてお知らせいたします。