ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』(新潮社、2006)

運命を解き明かす、その道中にあったのは1軒の本屋。 ある家系と土地が物語られ、起こった出来事が記されています。事実の羅列なのか、親戚の思い出話なのか、自分自身との対話なのか、脚色された噂話なのか。そのいずれでもあり、いずれでもないから、架空のものと簡単に片付けることができません。頁をめくり、その家系の血の流れと土地の風にのみ込まれつつ、ふと顔を上げて、辺りを見渡したとき、言葉は消え去っても、時間が堆積した重みが感じられるのです。書物は圧縮された時間であり、本屋は複数の時間への扉なのかもしれません。 plateau books、東京都文京区白山にて、本日よりオープンします。
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