山本理顕『権力の空間/空間の権力 個人と国家の〈あいだ〉を設計せよ』(講談社、2015)

寝るとき、働くとき、恋人と過ごすとき、接客しているとき…。普段の生活において、公的な行為と私的な行為はおおよそ明確に分かれていると思います。行為と建築は密接に関係していて、おそらく、住宅は私的、駅や電車の中は公的と考えられます。このような公私の区分に限らず、何か社会的な要請があって、ただそれに従い建築が作られば、ひとの経験や視野が狭められていきます。しかし、裏を返せば、建築のつくられ方が変われば、奪われた力を取り返し、新たな領域が発見できるはずです。
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