ル・コルビュジエ 訳:森田一敏『小さな家』(集文社、1980)

建築家 Le Corbusierが、設計した両親の家を自ら説明している本です。写真やスケッチに、デザインしたときの考えや作る過程でのエピソードが簡潔に綴られていて、まるで絵本のように空間に導かれていきます。けれども、読み進めていくと次第に不思議と、家が物語っているような気がしてきます。この家の声が聞こえてくるのです。家の声に耳を澄ませると、居心地の良い場所や、光や風など周囲の環境にも気づくようになります。生きているのは人だけではなく、家もまた生きているのかもしれません。
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