石川直樹・須藤功・赤城耕一・畑中章宏『宮本常一と写真』(平凡社、2014)

さまざまな土地を、くまなく歩き訪ね調べた、そのひとは民俗学者と呼ばれています。宮本常一さんが、約50年間、日本全国を旅して撮影した写真を、同じく旅する写真家の石川直樹さんがセレクトしています。学問的成果、民衆生活の記録としての価値はもちろんですが、それらを抜きに写真そのものを見てみましょう。レンズ越しに見るものと見られるものとの関係が、妙に透明で、感情が伴っていない、匿名性があるような気がします。誰でもカメラを手にして歩いているいま、この写真群を見て何を考えますか。
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